開発と並行してSNSを始める
SNS運用は、開発が終わってから始めるものではありません。開発を進めながら、空き時間にアカウントを作っておくことが大切です。
ステップ③でX広告を使った方は、その時点でアカウントを作成済みのはずです。X広告を出すには青いバッジが必要で月額の課金が発生しますが、これは必要経費と考えてよいでしょう。課金すれば140文字を超える投稿もできるようになるため、ここは節約せずに契約してしまうことをおすすめします。
リリース告知は広告と組み合わせる
ぬい日和のXアカウントでは、プロフィールに固定しているポストがあります。これはX広告として出稿したポストです。
現在ぬい日和は多くの方に使われているため「最初からバズったのでは」と思われることがありますが、実際は違います。広告なしで投稿したときは、6リポスト・10いいね程度でほとんど反応がありませんでした。
そこで広告用に「リリースしました」というポストを新しく作り、それを広告として出稿しました。その結果、現在では77万インプレッションまで伸びています。同じ内容を通常の文章でも投稿していましたが、そちらは全く広まりませんでした。
つまり、いくらアプリの出来が良くても、オーガニックの無料投稿だけではバズらないことが多いということです。リリースの際は1万円程度でもX広告を試してみる価値があります。反応してリポストしてもらえれば、そこからCPAを下げられる可能性があります。
なお、Xにはブースト機能もありますが、こちらはクレジットカード登録の段階でエラーが出てしまい使えなかったため、通常のX Adsで出稿しました。
Build in Publicで日々の進捗を発信する
普段の運用としては、Build in Publicのスタイルで「こういう機能を追加しました」といった投稿を続けてきました。
今でこそ多くの方に見ていただけていますが、最初の段階ではほとんど見てもらえませんでした。それでも地道に投稿し続けることが大切です。初期の段階でも何名かは反応してくれるので、需要があるかどうかのチェックを兼ねながら、モチベーションを保って続けていけるという利点もあります。こうした発信は隙間時間にやっていけば十分です。
いいね回り・フォロー回りで種をまく
もう一つ実践していたのが、いいね回りとフォロー回りです。ぬいぐるみ関係のユーザーがタイムラインに流れてくるので、素敵な投稿をしている方にいいねを押したり、フォローしたりしていました。
これによって自分のプロフィールを見てもらえる機会が生まれます。「こういうSNSを作っています」というBuild in Publicの投稿を見てもらえる可能性があるため、地道に認知が増えていきます。隙間時間の種まきとして有効です。
効果を正確に測ったわけではありませんが、人間には返報性の原理があり、いいねをもらうと返したくなる心理が働きます。まずはこちらからギブし続けることが重要です。
現在はたくさんのいいねやリポストをいただける状態になりましたが、それでも今でもいいね回りは続けていますし、素敵だと思うアカウントはフォローしています。成長した後もSNS運用は続けていく必要があります。
成長した後に投稿している内容
現在は主に次のような投稿をしています。
- 機能を実装したという報告
- いつも使っていただいていることへの感謝
- 自分自身がぬい活をしている様子の共有
3つ目は、開発者・運営者自身がちゃんとぬい活をしているという安心感につながり、親近感も生まれます。結果としてアプリをより使っていただける可能性が上がります。プライベートな情報も、小出しにしていくとよいでしょう。
感謝と謙虚さを忘れない
SNSで最も大事なのは、感謝の気持ちと謙虚な気持ちです。フィードバックをいただいたときや課金してくださった方がいたときには、きちんとお礼を伝えます。
そうすることで「運営者は素敵な方だ」という信頼につながり、アプリを安心して使っていただけることにもつながります。
逆に、トゲのある発言やネガティブな発言はなるべく避けるべきです。私自身、ぬい日和で一度炎上を経験してしまいました。その経緯は次のレッスンで説明します。
不特定多数の方に見られる場所である以上、ちょっとした発言で炎上してしまうことがあります。真摯に対応していくことが大切です。
ユーザーが増えるということは、もはや個人開発のレベルではなく、本来であればチームや法人として運営していく規模のアプリになっているということです。一つの発言が信頼に関わってきますので、慎重に運用していきましょう。