何が起きたのか
SNS運用を続けていたところ、炎上を経験しました。ここでは、その経緯と、炎上してしまったときの対処法をお伝えします。
きっかけは、ぬい日和を批判する内容を投稿するアカウントが作られたことでした。私のアカウントとは一切関係のないアカウントです。そこで指摘されたのは、主に次の4点でした。
- アプリのアイコンが生成AIで作られている
- ストアの画像も生成AIで作られている
- デザインが他サービスの模倣である
- 開発者がレビュー星1をつけた人の特定を試みている
最後の点について補足します。当時の私の投稿は、アプリをリリースするとすぐに低評価レビューをつける人がいる、という話題に対するものでした。「特定」というワードを使うことで、アプリを利用せずに星1を押す行為への牽制になればという意図がありました。私以外の開発者の方も星1をつけられて困っていたため、多少なりとも影響力のある自分が発言することで減るのではないか、と考えたのです。
ただ、やり方がまずかったと反省しています。
切り抜きは防げないと考えておく
意図がどうであれ、その部分だけを切り取られると、単に特定しようとしているようにしか見えません。これはどうしようもないことでした。
インフルエンサーや芸能人の方が発言の一部を切り抜かれて炎上するケースがありますが、前後の文脈がなければ、途中から知った人にはそう見えてしまいます。炎上させるために意図的にそこだけを切り抜いて発信する人もいる、というのは今回の学びでした。
生成AIを使う場所には注意する
正直なところ、生成AIでぬいぐるみの画像を作ったり、既存の版権と言われているものを扱ったりしていた点は、反省すべきところです。軽率だったと考えています。
作家さんやイラストレーターさんなど、自分でものづくりをしている方が多い界隈にアプリを出す場合、生成AIの利用を気にされる方は少なくありません。ここは十分に気をつけてください。
今回はかなり特殊な例だと思いますが、アプリがバズるとこうした反応が出てくる可能性があります。普段の投稿や発言には十分に注意してください。
少しでも過激な発言をすると、それがデータとして残り、後から掘り起こされてしまいます。今回であれば「特定」というワードがそれにあたります。有名になったときに過去の発言を掘り起こされる可能性があるということは、頭に留めておいたほうがよいでしょう。過去にそうした発言をしている場合は、削除しておくといった対策をおすすめします。
炎上したときの対処法
私の場合は、指摘された4項目それぞれについて、1つずつ回答するポストを出しました。
生成AIについて
実際に使って作成したものです、と正直に伝えました。ここで「使っていません」と言ってしまうと、見れば明らかなのですぐにばれてしまいます。そこでさらに嘘をつくと取り返しがつきません。全部正直に話すことが非常に大切です。
そのうえで、なぜ生成AIを使ったのかという理由と、謝罪を添えました。個人的には生成AIを活用してもよいと考えていますが、実際に不安に思っている方がいるのは事実です。言い訳を合わせずに、素直に謝罪することが大切です。
たとえば「今は生成AIを使うのが一般的です」「いろんな企業も広告でAIを使っています」といったことを言ってしまうのは良くありません。心の中に留めておき、とにかく言い訳はせずに謝罪します。
デザインについて
SNSは標準的なレイアウトが決まっており、どのサービスも見比べると似たような構成になります。ここは仕方のない部分です。あわせて、ぬい日和特有の機能もあることを説明しました。著作権などの問題があるため丸ごと模倣することはできませんし、オリジナルの機能もきちんとあります、という点を伝えています。
レビュー投稿者の特定について
この点については、特定しようとしたこと自体が私の間違いでした、と謝罪しました。前後の文脈についてはあえて言及していません。どれだけ正当な文脈があったとしても、それは言い訳になってしまうからです。
「すみませんでした、私が間違いました」と言ったほうが、不安に思っている方の気持ちも収まります。文章を書いているときは文脈があることをとても言いたかったのですが、それでも「特定」というワードを使ったこと自体が良くなかったと考え、書きませんでした。
炎上時に取るべき行動
- 無視をしない ― 今回は187万インプレッションに達しており、開発者である私が知らないはずがありません。気づくのが1日ほど遅れてしまいましたが、きちんと文章を出しました
- ちゃんと謝罪する
- 言い訳をしない
- あまりにも的外れな意見の場合は、事実誤認である旨は伝える
今回のAI利用のように、問題ないと思う人もいれば、使ってはいけないと思う人もまだいらっしゃいます。こうした点は素直に謝罪するのがよいでしょう。
誠実な対応は信頼につながる
誠実に謝罪したことで、「よりこのアプリを好きになりました」とおっしゃってくださる方や、応援してくださる方がたくさんいらっしゃいました。炎上してしまうこと自体は仕方がないので、その後の対処をきちんとすることが重要です。
炎上した際に無視したり謝罪しなかったりするケースを見かけますが、あまり良くありません。時間が経てば話題の熱は冷めていきますが、その人に対する印象は変わってしまいます。炎上したのに謝らなかった人、頑固な人、誠実ではない人、というように見えてしまうのです。
ですから、炎上してしまったときは逆にチャンスだと捉え、自分の誠実さをアピールする機会だと考えて、しっかりと対応してください。
今回のアカウントを作った人が誰なのかは分かりません。わざわざこれをやる理由も、正直なところ理解できていません。日常生活でストレスが溜まっていたのかもしれませんし、同じ界隈の方が意図的にやっている可能性もゼロではありません。ただ、そこを追及するつもりはなく、いろいろな方がいるものだと受け止めて、今後も地道に運営と開発を続けていきます。